五輪終了、フィギュアブログを読み比べた

バンクーバー五輪フィギュアスケート、女子シングルの決勝に熱中し、ブログがおろそかになっていた。

真央ちゃん VS キム選手 について、ずいぶんネットで検索した。あった、いっぱいあった。2人についてブログを書いている人が多いのには驚いた。

それにしても、真央ちゃん人気は高い。アスリートは、全力をつくしても、期待した結果が出なかったら、最後に批判されることもあるのに、真央ちゃんのことを悪く言うひとは、ほとんどいない。

人徳ですね。かわいいし、やさしそうだし。一方のキム選手は、気が強そう。でも、それが、あの完璧な演技を生んだのだろうと思うし、アスリートとしてはあっぱれ。

冷静に考えれば、仮に今回、真央ちゃんが完璧な演技をしても、キム選手に勝てなかったらしい。採点方法を研究しつくし、美しいコンビネーションジャンプで加点をねらったキム選手の作戦がち。

実際、ショートプログラムで指を鳴らすシーンですら、加点対象だったときくから、びっくり。

キム選手が失敗しないかぎり、真央ちゃんに金メダルはなかった。キム選手が完璧な演技をしても真央ちゃんが勝てるようにするには、どうしたらいいのかを考えなければいけない。

採点方法は、また変わるかもしれないから、戦略的に長けたコーチを選ぶ必要もありそうだ。

キム選手を指導したオーサ・コーチには感心した。キム選手を知り尽くしていただけでなく、ライバル、真央ちゃんのことも、よーく理解していた。今シーズン調子が悪かった真央ちゃんだけれど、「五輪に向けては調子を上げてくるはず。それでもキムが勝てるように仕向けた」とコメントしていた。

真央ちゃんのコーチが悪いとは言わないが、オーサ氏の戦略を見ていると、もっともっと策士のコーチが真央ちゃんには必要だろうと思う。